壱岐牛と呼ばれる牛には厳格な規定があります。
壱岐島の繁殖農家で生まれ、壱岐の肥育農家で育てられ、島を一度も出ずに育てられた「壱
岐生まれ、壱岐育ち」であることが規定されています。
現在は年間 900 頭しか出荷されないため、希少性の高い和牛としても有名です。
昔から壱岐は子牛の生産で有名な地域です。壱岐の子牛のセリには全国から有名ブランド和牛の肥育農家が船に乗って買い付けに訪れます。
壱岐でセリ落とされた子牛は、三重県で育てられた場合は松坂牛、滋賀県で育てられた場合は近江牛になります。
壱岐の牛は全国のブランド和牛の肥育農家から品質を認められ、素牛として高く評価されています。実際、松坂牛や近江牛はもともと壱岐で生まれた子牛であることも多いのです。
各地のブランド和牛の肥育農家は、精肉になったときに美しい霜降りが入る品質の良い肉質を追求しています。
肉質を向上させるためには親牛の血統、その親牛の血統、牛の掛け合わせ、子牛の時の生育状況など複雑な条件が絡みます。
壱岐の子牛は素晴らしい血統と育成環境に恵まれており、素牛として非常に高値で買い付けされています。